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『'''勇者指令ダグオン'''』(ゆうしゃしれいダグオン)は、[[1996年]](平成8年)[[2月3日]]から[[1997年]](平成9年)[[1月25日]]まで[[名古屋テレビ放送|名古屋テレビ]]・[[テレビ朝日]]系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全48話が放送された、[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]製作の[[サイエンス・フィクション|SF]][[ロボットアニメ]]作品。および作中に登場する戦士達を指す言葉。[[1990年代]]を代表するロボットアニメシリーズである「[[勇者シリーズ]]」の第7作。
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『'''勇者指令ダグオン'''』(ゆうしゃしれいダグオン)は、[[1996年]](平成8年)[[2月3日]]から[[1997年]](平成9年)[[1月25日]]まで[[名古屋テレビ放送|名古屋テレビ]]・[[テレビ朝日]]系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全48話が放送された、[[サンライズ (アニメ制作会社)|サンライズ]]製作の[[SF]][[ロボットアニメ]]作品。および作中に登場する戦士達を指す言葉。[[1990年代]]を代表するロボットアニメシリーズである「[[勇者シリーズ]]」の第7作。
  
 
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この他、特撮作品に対するオマージュなどが作中の多くの部分で見受けられる。ロボットになる前の、ヒーローの五人編成やブレスレットによる変身などはスーパー戦隊シリーズへのオマージュであり、サブタイトルの「~~星人登場」という演出も[[ウルトラマン]]に対するオマージュ<ref>これに関して、DVD-BOXリーフレット内の監督インタビューにて「ダグオンのメンバーは基本的に(敵)宇宙人の名前を知らないので、一度も名前を呼ばれることなくやられていくのはいくら敵とはいえ可哀相だから」という旨の発言があり、望月監督自らがネタとしてウルトラマンを真似たことを認めている。</ref>であると言える。
 
この他、特撮作品に対するオマージュなどが作中の多くの部分で見受けられる。ロボットになる前の、ヒーローの五人編成やブレスレットによる変身などはスーパー戦隊シリーズへのオマージュであり、サブタイトルの「~~星人登場」という演出も[[ウルトラマン]]に対するオマージュ<ref>これに関して、DVD-BOXリーフレット内の監督インタビューにて「ダグオンのメンバーは基本的に(敵)宇宙人の名前を知らないので、一度も名前を呼ばれることなくやられていくのはいくら敵とはいえ可哀相だから」という旨の発言があり、望月監督自らがネタとしてウルトラマンを真似たことを認めている。</ref>であると言える。
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大多数のメンバーは地球人類と地球人類に類似した容姿の知的生命体であり、アクションシーンにおける基本的な展開は'''主人公は強化服をまとって等身大ヒーローに変身'''してから'''乗り物と「融合合体」して巨大ロボットになるという2段変身を行う'''という段階を踏む。「等身大ヒーローへの変身」に関しては、『[[太陽の勇者ファイバード]]』の火鳥勇太郎の発展系とも言える形で、この要素は次作『[[勇者王ガオガイガー]]』の「サイボーグ・ガイ」にも引き継がれた。
 
大多数のメンバーは地球人類と地球人類に類似した容姿の知的生命体であり、アクションシーンにおける基本的な展開は'''主人公は強化服をまとって等身大ヒーローに変身'''してから'''乗り物と「融合合体」して巨大ロボットになるという2段変身を行う'''という段階を踏む。「等身大ヒーローへの変身」に関しては、『[[太陽の勇者ファイバード]]』の火鳥勇太郎の発展系とも言える形で、この要素は次作『[[勇者王ガオガイガー]]』の「サイボーグ・ガイ」にも引き継がれた。
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「融合合体」は「[[UFO戦士ダイアポロン]]」の合身の再来と言え、合身の問題点だった中の人間がダイアポロンと同じ大きさに巨大化すると言う矛盾に対し、ダグテクターが分子化して融合と言う形で合身の矛盾への解決を見た。
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後者については『[[太陽の勇者ファイバード]]』で登場した『アウト・オブ・システム』(生命体から精神を取り出し、擬似エネルギー生命体にする装置)と似た機能を持つ腕輪型変身アイテム『ダグコマンダー』を使用。太陽の勇者及びデッカード(詳しくは[[勇者警察ジェイデッカー|勇者警察]]の項目参照)は肉体を残して分離したが、ダグオンでは実体そのものが融合している。宇宙剣士ライアンは、トランスフォーマー同様に硬質細胞と機械に類似した内部構造(サイボーグのような改造表記は無い)で、作中、巨大な剣ライオンソードに変形する能力を持つが、あれは種族固有の[[擬態]]能力でありロボットではない。
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ダグオンにはロボット勇者は一人しか存在せず、ロボット勇者である無限砲ガンキッドは人間(宇宙人)製作のロボットであり、従来のマイトガイン・ジェイデッカーと同等である。
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===作品に対する評価===
 
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登場人物には美形キャラが多く、視聴対象は児童層だったにも関わらず、女性の人気が高く『[[太陽の勇者ファイバード|ファイバード]]』や『[[勇者特急マイトガイン|マイトガイン]]』以上に多くの女性ファンを獲得した。番組終了後も人気に拍車がかかり、後番組の『[[勇者王ガオガイガー]]』の放送開始後もドラマCDやキャラクターソング集、同人誌やアンソロジー本など関連グッズ(一部については関連商品にて記す)が数多く発売された。また出演声優陣によるラジオ番組も好評となった。
 
登場人物には美形キャラが多く、視聴対象は児童層だったにも関わらず、女性の人気が高く『[[太陽の勇者ファイバード|ファイバード]]』や『[[勇者特急マイトガイン|マイトガイン]]』以上に多くの女性ファンを獲得した。番組終了後も人気に拍車がかかり、後番組の『[[勇者王ガオガイガー]]』の放送開始後もドラマCDやキャラクターソング集、同人誌やアンソロジー本など関連グッズ(一部については関連商品にて記す)が数多く発売された。また出演声優陣によるラジオ番組も好評となった。
  
このように女性や高年齢層からは人気であった反面、前作『[[黄金勇者ゴルドラン]]』までと流れの違うストーリーは本来の視聴層である低年齢層からの人気が今ひとつであり、そのためシリーズ離れが続く低年齢層へのアピールとして本編終了後に、視聴者からのお便りなどを紹介したり、ファイヤーエンが幼稚園などを訪問したりする「ダグオンくらぶ」というコーナーを設けるなどといった対策がなされている。また視聴率についても、『[[ママはぽよぽよザウルスがお好き]]』や『[[ウルトラマンティガ]]』などといった裏番組と視聴層が競合した結果、前作までと比べて大幅に下がる結果となった。
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このように女性や高年齢層からは人気であった反面、前作『[[黄金勇者ゴルドラン]]』までと流れの違うストーリーは本来の視聴層である低年齢層からの人気が今ひとつであり、そのためシリーズ離れが続く低年齢層へのアピールとして本編終了後に、視聴者からのお便りなどを紹介したり、ファイヤーエンが幼稚園などを訪問したりする「ダグオンくらぶ」というコーナーを設けるなどといった対策がなされている。また視聴率についても、中京地区では『[[ママはぽよぽよザウルスがお好き]]』や『[[ウルトラマンティガ]]』、関東キー局では「きこちゃんすまいる」などといった裏番組と視聴層が競合した結果、前作までと比べて大幅に下がる結果となった。
  
 
===OVA===
 
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2023年12月21日 (木) 20:07時点における最新版

勇者指令ダグオン』(ゆうしゃしれいダグオン)は、1996年(平成8年)2月3日から1997年(平成9年)1月25日まで名古屋テレビテレビ朝日系で毎週土曜日17:00 - 17:30に全48話が放送された、サンライズ製作のSFロボットアニメ作品。および作中に登場する戦士達を指す言葉。1990年代を代表するロボットアニメシリーズである「勇者シリーズ」の第7作。


注意以降に核心部分が記述されています。
勇者シリーズ
通番 題名 放映期間
第6作 黄金勇者
ゴルドラン
1995年2月
~1996年1月
第7作 勇者指令
ダグオン
1996年2月
~1997年1月
第8作 勇者王
ガオガイガー
1997年2月
~1998年1月

ストーリー[編集]

謎の事故によって凶悪な囚人(宇宙人)たちが解放され、宇宙監獄サルガッソが占拠された。彼らの目的は惑星狩り、その最初の標的は地球! 宇宙警察機構ブレイブ星人は、事件に巻き込まれた大堂寺炎ら5人の高校生を「ダグオン」に任命。彼らは、地球を、そして自分たちの未来を守る為、勇者としての戦いの日々に飛び込むのだった。

概要[編集]

特徴[編集]

勇者シリーズの中では唯一、番組タイトルが主役ロボットの固体名を指しておらず、ヒーロー側メインキャラの合体ロボットは全て「ダグオン」の名を冠している。

本作ではこれまでの勇者シリーズが純粋なロボットアニメであったことに比して東映特撮作品を髣髴とさせる等身大の変身ヒーローを登場させるという新機軸が試みられ、これに伴い従来のシリーズ作とは異なる独特の展開を有する。

ダグオン主要メンバーの殆どは高校生である為、ストーリーは自然と高校生生活との両立となる。これはジェイデッカーの『日常生活』からの発展であり、ジェイデッカー以上にストーリーは人間同士のやり取りが主体となって進み、より強い各キャラクターの個性の確立と、マイトガイン以上の恋愛に関するバリエーション、ファイバード以上に戦闘とは関係の無いトラブルに巻き込まれるといった『青春ドラマ仕立て』となっている。

ブレイブ星人からある程度のサポート施設は受け取っているものの、専属・常駐のサポート役が皆無というまでにほとんど現われないので、メカの整備は素人である高校生が行う為、大規模修理といった専門作業が出来ず、サポートメカが大規模破損を受けると修復が出来ない(=一度破壊されると基本的に復活できない)点なども他の作品とは異なる。

これらの要素が影響してのことか人間勇者メインの構成が多い点や、味方の敗北などそれまでのシリーズにあった要素の演出形態は多少の変化加えられている。さらにライアン・ガンキッドというロボット勇者が普段は人間から隠れて過ごしている為、一般人とのロボットによるとのやり取りと言う要素が少ないという弊害も出ている。

この他、特撮作品に対するオマージュなどが作中の多くの部分で見受けられる。ロボットになる前の、ヒーローの五人編成やブレスレットによる変身などはスーパー戦隊シリーズへのオマージュであり、サブタイトルの「~~星人登場」という演出もウルトラマンに対するオマージュ[1]であると言える。


勇者の種類[編集]

大多数のメンバーは地球人類と地球人類に類似した容姿の知的生命体であり、アクションシーンにおける基本的な展開は主人公は強化服をまとって等身大ヒーローに変身してから乗り物と「融合合体」して巨大ロボットになるという2段変身を行うという段階を踏む。「等身大ヒーローへの変身」に関しては、『太陽の勇者ファイバード』の火鳥勇太郎の発展系とも言える形で、この要素は次作『勇者王ガオガイガー』の「サイボーグ・ガイ」にも引き継がれた。 「融合合体」は「UFO戦士ダイアポロン」の合身の再来と言え、合身の問題点だった中の人間がダイアポロンと同じ大きさに巨大化すると言う矛盾に対し、ダグテクターが分子化して融合と言う形で合身の矛盾への解決を見た。

後者については『太陽の勇者ファイバード』で登場した『アウト・オブ・システム』(生命体から精神を取り出し、擬似エネルギー生命体にする装置)と似た機能を持つ腕輪型変身アイテム『ダグコマンダー』を使用。太陽の勇者及びデッカード(詳しくは勇者警察の項目参照)は肉体を残して分離したが、ダグオンでは実体そのものが融合している。宇宙剣士ライアンは、トランスフォーマー同様に硬質細胞と機械に類似した内部構造(サイボーグのような改造表記は無い)で、作中、巨大な剣ライオンソードに変形する能力を持つが、あれは種族固有の擬態能力でありロボットではない。

ダグオンにはロボット勇者は一人しか存在せず、ロボット勇者である無限砲ガンキッドは人間(宇宙人)製作のロボットであり、従来のマイトガイン・ジェイデッカーと同等である。


作品に対する評価[編集]

登場人物には美形キャラが多く、視聴対象は児童層だったにも関わらず、女性の人気が高く『ファイバード』や『マイトガイン』以上に多くの女性ファンを獲得した。番組終了後も人気に拍車がかかり、後番組の『勇者王ガオガイガー』の放送開始後もドラマCDやキャラクターソング集、同人誌やアンソロジー本など関連グッズ(一部については関連商品にて記す)が数多く発売された。また出演声優陣によるラジオ番組も好評となった。

このように女性や高年齢層からは人気であった反面、前作『黄金勇者ゴルドラン』までと流れの違うストーリーは本来の視聴層である低年齢層からの人気が今ひとつであり、そのためシリーズ離れが続く低年齢層へのアピールとして本編終了後に、視聴者からのお便りなどを紹介したり、ファイヤーエンが幼稚園などを訪問したりする「ダグオンくらぶ」というコーナーを設けるなどといった対策がなされている。また視聴率についても、中京地区では『ママはぽよぽよザウルスがお好き』や『ウルトラマンティガ』、関東キー局では「きこちゃんすまいる」などといった裏番組と視聴層が競合した結果、前作までと比べて大幅に下がる結果となった。

OVA[編集]

1997年10月には勇者シリーズ初のOVA作品『勇者指令ダグオン 水晶の瞳の少年』が全2話リリースされた。詳細については当該項目を参照。

登場人物[編集]

ダグオン[編集]

今作の勇者である者たち。歴代と違い、地球人と宇宙人の混成で成り立っている(ガオガイガーの場合は、分類上地球と異星のハーフ)。いわゆる【勇者ダグオン】は、地球人と類似する容姿の異星人による七名であると言われている。しかし、実際問題地球のダグオンとは、宇宙警察職員が現地人から勝手に選んだアルバイトであり(だからブレイブ星人はエルドランだと批評される)、ダグオン=今作の勇者である条件は、ブレイブ星人からの仕事=地球防衛に携わる事であり、上記七名以外にも、宇宙剣士ライアン・無限砲ガンキッドも勇者として含まれる。

また、中盤より参加する宇宙警察の正規隊員であるルナは、上記七名の一人・宇津美雷の上官であり、作中にトライダグオン(初期変身)しており、僅かではあるが融合合体用と思しき機体の姿も確認される。この事から、今作における勇者は、男性九人女性一人の組み合わせとも考えられる。

地球人[編集]

大堂寺炎(だいどうじ えん):遠近孝一
本作の主人公。1980年7月24日生まれ、血液型はO型。普段、学校では遅刻・サボり・居眠り・早弁・喧嘩を当たり前のように繰り返す勇者シリーズでも一、二を争うほどの問題児。初登場時は喧嘩で相手を骨折させて自宅謹慎まで受けていた(にも関わらず勝手に外出して遊んでいた)が、反面正義感が強く、仲間からの信頼も厚い。時折「これが青春だ!」と言って無謀・無茶・常識外れな行動を是とするところがあるが、それが時として良い結果をもたらすこともある。
1話のサンドール星人襲撃時に危険を顧みずパトカーを無断拝借してまで仲間らとともにガクを救おうとしたことがきっかけでブレイブ星人に5人そろって勇者ダグオンとして任命される。チームの中では「ダグオンのリーダー」を自称し、後に回りからもそれを認められるようになる。チームを指揮統率する力はあまりないものの、進んで行動するその姿で仲間に影響を与えていくリーダーである。
兄弟はおらず一人っ子。好きな食べ物はラーメンカレーハンバーグと幼稚が好むものばかり。
貧乏で金回りが悪いため、よく周囲から借金を要求するが、その人望ゆえに仲間からは滅多に貸してもらえない。実際、借りてもすぐ使い果たしてしまうため、計画性に欠けることが一番の原因であるといえよう。そういう彼が何故成績が優秀であるカイやヨクと同じ高校にいるのは、とびきり面接の評価が高かったからである。ちなみに高校は自由な校風をモットーとする学校で、制服はあるが別に着なくともよいらしい。
スーパーファイヤーダグオンというリスクの大きすぎる禁断の合体に三回、挑戦しながらも幾度もその犠牲を乗り越えてきたというガッツのある強運な少年。特に最終回でのボロボロな姿になりながらも帰還した彼と仲間の再会は多くの視聴者・ファンを感動させた名シーンである。
ファイヤーエンにトライダグオン(変身)する。
広瀬海(ひろせ かい):子安武人
沈着冷静で生真面目な、別名鬼の風紀委員長。1980年1月17日生まれ、血液型はA型。常に竹刀を携帯し、風紀委員長として学校の不良生徒を取りしまる。"学園一の美男子"だが本人には全く自覚はなく、四角四面で融通が利かない。「ドントセイ・フォーオアファイブ」が口癖(「四の五の言うな」の意味、彼なりのユーモアだとか)。
学食のA定食が好き。潔癖症なだけにゴキブリが大嫌いで、最終回EDでも寝ている時にエンによって額の部分にゴキブリを乗せられた。また、ゴキブリの名前を口にするのも駄目なようで、ゴキブリのことを考えただけで顔色が一気に悪くなる(ドラマCD2巻・参照)。
素行の悪いエンに対しては規律を守るよう常に厳しい態度で接するが、彼のことを深く理解しており心の底には熱い友情を隠し持っていた。そのためエンが行方不明になるととても悲しそうな・悔しそうな表情を見せ、戻ってくると今度は言葉に出来ない程の感激を見せていた。
服装が自由な学校にもかかわらず、制服を自ら進んで着用している。また、委員長と言われるが、まだ高校2年生である。
メンバーの中で真面目だと思われるライを一度だけ風紀委員にスカウトしたことがある(ドラマCD2巻・参照)。
コギャルの妹がおり、扱いに手を焼いている。
ダグオンとしての活動には「正義の味方に就職するつもりはない」と当初は否定的であったが、次第に参謀格として積極的に参加するようになる。
ターボカイにトライダグオンする。
沢邑森(さわむら しん):山野井仁
柔道部の主将を務める。明るいお調子者。1979年6月12日生まれ、血液型はB型。実力はあるのだが、男ばかりの兄弟の中で育ったためかたいへんな女好きで、よく部活の最中に抜け出して女子の部活の練習へ勝手に紛れ込んだり、何かにつけて可愛い女の子に「よっ、そこの君!俺と青春しない!?」と言ってナンパを行ったりするが、そのほとんどはあっさりと拒否されたり、エリカに阻止されたりの繰り返しで、成功したことは極めて少ない。
15話では本人の活躍により放送部部長のエリカと親しくなり、後に交際することに。最終回のEDでは相変わらず年上の女性を口説き、エリカにバレるシーンが見られるが、何とか愛想を尽かされずにすんでいるようである。
主人公のエンとの接点はカイに比べて少なかったが、他者同様にエンをダグオンのリーダーとして認め、支えていた。
女性に免疫の無い硬派なゲキをからかったり、また、風紀や不純異性行為に口煩いカイを煙たがっている。(ドラマCD2巻・参照)。
アーマーシンにトライダグオンする。
風祭翼(かざまつり よく):結城比呂
天才メガネ少年。昆虫観察を趣味とする。1979年10月8日生まれ、血液型はA型。性格は、よくも悪くもマイペース。森とは仲がいい。
かなりマッドサイエンティスト気味で、生物室の一室を自らの城とし、常人には理解し得ない生物をペットと称して愛でている。宇宙人にも興味津々。地球外生命体を研究する好機として、ダグオンに参加する。最初は「宇宙人の細胞が手に入ったら持って来てくれ」と頼んでいたが、次第に戦線に出て、自力で採集するようになった。
基本的に礼儀正しく周りの人間にも常に敬語を使うが、相手の感情を理解せず何かにつけて科学者的見地を持ち出す困った趣向もある。
最終回EDでは、今までに戦ってきた異星人のデータを元に新たな研究をしてエンに結果を公開するシーンがあったが、エンは怯えていた。
大学生の姉が一人いる(また、この姉は俗に言う腐女子であり、姉を満足させるためにヨクは友人達を姉に捧げるような手引きをし、お小遣いをもらった)。(ドラマCD2巻・参照)
ウイングヨクにトライダグオンする。
刃柴竜(はしば りゅう):私市淳
長髪で無口な一匹狼。特技はヒヨコの雌雄判別。1980年11月7日生まれ、血液型はAB型。動物好きであり、また動物に好かれる素質もあり、猛獣でも彼の前では人懐っこくなる。身のこなしが軽く、よく木の上に登って鳥とたわむれている。
ダグオンチームの中では一番謎に包まれた人物であるが、彼の謎の行動がダグオンチームに大きなヒントを与えたり、ダグベースを発見させたりと影ながら頼りになる人物である。
出席率は非常に低いが、それは病弱で入院中の妹の為に日夜、バイトをしているからである。また、家はなく学校の裏にある森に住んでいる。
シャドーリュウにトライダグオンする。
なお、女優のシャドウ・リュウとは同じ名前なだけで、一切関係ない。
黒岩激(くろいわ げき):江川央生
100人の手下を抱える風雲学園の番長。1978年5月5日生まれ、血液型はB型。服装も破れ学帽に学ランと、正に絵に書いたような昔ながらの「番長」である。天然ボケな性格ゆえに、ダグオンチームの中ではボケ担当の役割が多い。年下の面倒見が良く、ガクやその友達とも仲が良い。
第1話では登場していないが、喧嘩でエンに腕を折られている。かつてエンたちの戦いに協力した経験もあり、中盤より自らの希望もといマリアの危機を救うためにブレイブ星人と契約し、6番目のダグオンとなる。
エンとは当初はライバル的な関係だったが、正式に仲間になって以後は腕の事も水に流し、エンとコンビで「噂の刑事エン&ゲキ」を自称する等、親友として接するようになった。
最終回ED、宇宙人を全て倒した後に改めてエンと決闘の続きを行ったが、状況的に引き分けのまま終わった模様。エンにやられた過去も含めれば劇中では三度、腕を負傷している。
思いを寄せるマリアから相手にされない日々が続いたが、マリアがエンのことを好きだと分かると潔く態度を変え2人の恋を応援する側に回り、不器用ながらも親友としてたびたび気を遣う姿が見られた。
大学生の姉が一人おり、また、その姉の気質の強さから軽い女性恐怖症になっていたようだ。なお、ゲキの姉とヨクの姉は同じ趣向を持つ友人の間柄でもある。
ドリルゲキにトライダグオンする。

宇宙人[編集]

宇津美雷(うつみ らい):山口勝平
精神感応など超能力を使う『第3の目』を持つジンライ人。。宇宙警察機構の新米刑事で、ダグオンとして地球に派遣された。(地球人として)1981年3月18日生まれ、血液型はA型。本編には登場しないが、「レイ」という双子の弟がいる。
正規のダグオン(職員)であるのだが、エンたちを「先輩」と呼ぶなど礼儀正しい性格で、地球の常識に疎く世渡り下手で、若干頼りない部分もある。美少年であるが故に、転校生として山海高校に転入した際はいきなり女の子に追いかけ回されてしまった。料理が得意のようで、メンバーのためにスタミナ料理を作ろうとしていたこともあるが、キノコだけは苦手らしい。何故かリュウと話をしたがる様子が見られるが、いつも邪魔が入って話せずにいる。
中盤以降から登場したことに加え、ダグベースの操作で仲間のバックアップを行うことが多いため、戦闘場面はかなり少ない。
最終回エピローグでは宇宙警察機構へ帰る時にはエンが常に着用していた赤い上着を着用していた(友情の証に貰ったのであろう)。
サンダーライにトライダグオンする。
ライアン:広瀬匠
剣と人、双方に変形する剣星人(ロボット勇者の類であるが作中における定義としてはロボットでない)。アーク星人によって故郷が滅亡し、敵を追って地球にやって来た。剣の状態で他の勇者の武器(ライオソード)として使われることもあり、ある程度体の大きさを変えれる事が出来る。
最初は一匹狼的な傾向が強くダグオンの仲間となることに抵抗感を示していたが、エンたちのやり取りを見るうちに心を開き、いざというときになれば「俺を使え!」と言ってやってくる非常に頼りな存在となる。
宿敵アーク星人とは幾度となく戦い苦しめられてきたが、最後は一騎打ちへと持ち込み壮絶な勝負の末アーク星人を討ち、本懐を遂げる。
目的の為には自分の身を顧みない事が多く、いささか自爆症気味。攻撃は肉弾戦が主で、武器はライアンバルカン、ライアンフレア。そして奥の手、融合炉(爆発)。後にガンキッドの保護者(本人はお兄さんのつもりらしい)となる。一度は同胞探しの為に地球を離れたがガンキッドの泣き声が聞こえてきたと言ってマドーとの決戦直前に再び戻ってきた。後のゲームでは、エンからパパライアンの名を与えられ、勇者ファンからセブンチェンジャー・ドランと続く子育て勇者の名を与えられる。
ガンキッド:長沢美樹
サルガッソ囚人であるメカージュ星人の長距離移動及び成長後の護身武器を目的に作られた支援ロボット。本名もしくは製造番号は「ガンドロイドT-96」。今作の勇者において唯一のロボットであるが、自己回復による修理描写及び光合成(太陽エネルギー)による熱量精製が確認される為、機械生命体における人工生命体(金属細胞によるホムンクルス)のような存在である。
飛行形態・タンクモード・キャノンモード・ロボットモードの多段変形機能を有しているのだが、製作者の趣味なのか、どういう理由か定かではないが、性格は子供そのもの。先々代のドリルボーイを越える幼さの五歳児[2]の思考を持ち、生まれたて故に世間知らずで我侭だが、ライアンの言う事には従う。
「ガンキッド」とは剣星の言葉で「新しい命」を意味する言葉。この名はライアンによってつけられた。当初は光合成が必要不可欠だったが、後にファイヤーダグオン、パワーダグオン、スーパーファイヤーダグオンの最強武器「無限砲」として使用去れるようになった。合体時にはそれぞれ右腰、左肩、左腰へと装着される。基本的な武器は両肩のキッドキャノンだけだが、兵器として造られたためか、泣き声すらも周囲を破壊する超音波であり、強力な妨害電波にもなる。
ガンキッド役の長沢美樹は女性である為、レギュラー勇者枠として初の女勇者である。
(レギュラー勇者役を演じている女性声優は、2007年現在、長沢以外ではガオガイガーの光竜・闇竜・天竜神役の、田村ゆかりのみ)

ダグオンの協力者(地球人)[編集]

戸部真理亜(とべ まりあ):長沢美樹
本作のヒロイン。超常現象研究会の会長(と言いつつこの同好会に正規部員はおらず、エンが時々臨時部員にされる程度)であり、ついたあだ名が「オカルト娘」。ダグオンメンバーとは浅からぬ因縁がある。ケンカ友達だったエンのことを徐々に意識するようになり、最終的に結ばれる。また、ガクを狙った小型の凶悪宇宙人・デマッカ星人を寝ぼけてたため、ゴキブリと勘違いしてスリッパ一発で倒し、僅かながらも地球の危機を救ったこともある勇者シリーズ初の勇者以外で敵を仕留めた人物。第14話では十字架に磔にされ、また最終話ではサービスカット(パンチラ)があるなど、本作におけるちょっとしたお色気要員でもある。ダグオンの正体は最終決戦直前に知ることとなる。
戸部学(とべ まなぶ):長沢直美
マリアの弟。大のダグオンファン。「ガク」と呼ばれると大いに怒る。リュウの妹の美奈子とも仲良しで、恋心を抱いている。趣味は有名人のサイン収集で、ファイヤーエンに助けられた時もさっそくサインを頼んでいた。また、ダグオンの正体を知りたがっていたが、ダグオン最後の戦い・ジェノサイド戦のときにそれを知ることとなる。
刃柴美奈子(はしば みなこ):小西寛子
リュウの妹。病弱ながら兄思いの性格で、38話では偶然出会ったエンにリュウのプレゼントを買ってもらうよう頼んでいる。予知夢を見る能力を持っており、ファイヤージャンボの復活を察知していた。兄同様、動物好き。
朝日山壮一(あさひやま そういち):島香裕
山海高校校長。丸っこい体格をした中年男性。雑用などが好きらしく野良仕事を行っていたり、校内の菜園で野菜を栽培したり、裏山の隠れ家でひっそりと生活していたりすることも多い。また、穏やかながら掴み所のない飄々とした人物で、時にはエンたち若者に悩みを解決する為の大事なヒントを与えることもある。その人柄ゆえエンからは「おっちゃん」と呼ばれて慕われている。ちなみに最終回にて短歌を引用しているが、これは小倉百人一首にある崇徳院のものである。
伊集院遥香(いじゅういん はるか):城山堅
山海高校教頭。堅物の男性で朝日山校長に比べて非常に融通の利かない面を持つが、生徒を愛する気持ちは校長と同じで内面は優しい。文化祭では「焼きそばハルカ」という紛らわしい名前の店(店の名前だけを見れば出店者が女性のようにも見える)を毎年出すなどの一面もあり、腕前はエンも「美味い」と認めるほど。
芹沢英里加(せりざわ えりか) :水谷優子
放送部部長で、シンに一目惚れされてしまう。スタイルが良い美少女だが気の強い性格で、「このスットコドッコイ!」が口癖。サキュバスに利用されそうになったところをダグアーマー(シン)に助けられたことがきっかけで、後にシンと交際するようになった。デートをよくドタキャンするものの、関係は順調な模様(彼女の方が浮気してる訳ではないようである)。最終回で、エンが行方不明になったことに対する悲しみを隠しているシンに喝を入れるなど、シンを尻に敷きながらも彼の事を大切に想っている(いわゆるツンデレタイプ)事が伺い知れる。
藤井ユカリ(ふじい ゆかり) :西原久美子
ヨクの中学時代の同級生。エンやシンが見とれるほどの美少女。オーストラリアへ行く際にプレゼントをもらい、ヨクといい雰囲気になる。

ダグオンの協力者(宇宙人)[編集]

ルナ:深水由美
宇宙警察機構の刑事。ギャラクシールナにトライダグオンするが、融合合体はしない。ワルガイア三兄弟から精神コントロールされ人質状態になったところをカイに助けられ、相思相愛になる。
協力者ではあるが、融合合体して実際に戦闘シーンがあれば(宇宙空間の移動などに専属機体らしきものを使用していた)、勇者王ガオガイガーの光竜・闇竜姉妹よりも4年早く初の女性勇者として認定されていたかもしれない人物[3]
ブレイブ星人:中田譲治
宇宙警察機構所属の宇宙人で、エンたちにダグコマンダーを与え、ダグオンに任命した。その経緯が些か強引であった為、ロボットアニメファンからは「エルドラン(エルドランシリーズに登場する光の戦士)並の無責任宇宙人」という評価を受けることもあり、序盤では勝手に乗り物を自分の空間に引き込み行方不明状態にさせてしまうなどと言うはた迷惑な行為までやってのけている。
多少自分勝手ではあったがダグオンの戦士らを影ながら支え、終盤には疲労して戦えないエンに襲い掛かったワルガイア三兄弟のヒドーを仕留めるが、直後に激怒したマドーとゲドーによって倒される。

サルガッソの囚人達(一部除く)[編集]

サンドール星人
最初に現れた宇宙人。町中を砂漠と化した。
ザゴス星人
蟻に似た顔を持ち集団で活動する宇宙人達。2話以降、間を置きながら複数回登場。赤い固体をリーダーとして行動している。シスターザゴス、クイーンザゴス(声:吉田古南美(現:吉田小南美))という女王蟻格のグループが統率している。
ガロン星人
黄緑色をしたゼリー状の身体を持つ宇宙人。人間の生体エネルギーを吸収し成長、エネルギーを吸い尽くされた人間はミイラのように干涸らびてしまう。エンも餌食にされかけるが、どうにかこうにか振りほどいたため重傷を負いつつも一命を取り留める。初の融合合体を果たしたダグターボ、ダグアーマー、ダグウイングに倒される。
デスパルス星人
コマ状の武器を操る、仙人のような外見の宇宙人。巨大なコマを使用して大津波を起こすも、重連合体を完成させたライナーダグオンのライナーブリザードにより阻止される。また、本体は隠れ家をシャドーリュウに突き止められ、倒された。
エレクトロン星人
その名のとおり、電気を操る宇宙人。通学途中のエンに倒されたかに見えたが、変電所のエネルギーを得て復活・巨大化。その際、エンはハルカ教頭の罰(トイレ掃除)を受けている最中で参戦することができず、シャドージェットとライナーダグオンが苦戦するも、朝日山校長の厚意(?)で解放され駆けつけたファイヤーダグオンにより倒される。
キラード星人 (声:林延年
倒した動物や機械を吸収してパワーアップする。戦闘機や軍艦をも取り込み圧倒的な強さでダグオンたちに迫るが、リュウの強靱な精神力を取り込もうとした際に彼の機転によって誤って石油コンビナートを吸収させられてしまい、動けなくなったところを撃破される。
アーク星人 (声:柏倉つとむ
ライアンの故郷である剣星の仲間達を全滅させた宇宙人。宇宙皇帝を名乗り、星を支配したり滅ぼしたりする権利を主張する。
ライアンが「悪魔のような」と形容した超科学力により、惑星をまるごと氷河期のようにすることができる。
本人がもつ強力な力に加え要塞アーク城でさらに強大な力を発揮することができ、たびたびダグオンを苦しめてきた。しかしアーク城を破壊されてから戦力が大幅に低下し、やむなくライアンとの直接対決をすることとなった。
アルマー星人
非常に硬い体を持つ宇宙人。ファイヤーブレードでも刃が通らない。アルマジロのように丸くなって転がることができる。地球の金属を食べてさらに強固な体を手に入れたが、ファイヤーライオソードによって真っ二つにされてしまった。
ヒュドロン星人 (声:長島雄一
死神のような姿をした宇宙人。かつて、ダグオンが倒した宇宙人(ガロン星人、キラード星人、アルマー星人、フェニックス星人、、ガラバード星人、サキュバス、ヌーベル星人)を復活させて襲撃をかけた。亡霊囚人軍団は過去の記憶や戦闘データを元に戦闘パターンを組んでいるために主な技が通用せず、結果ファイヤーダグオン、シャドーダグオン、ライアンは生け捕りにされてしまった。しかし初の超重連合体を果たしたスーパーライナーダグオンには亡霊囚人軍団も敵わず圧倒され、亡霊囚人と融合して総攻撃をかけたヒュドロン星人も必殺技スーパーライナークラッシュで倒される。
デモス (声:中田和宏
人間(幼稚園の先生)として暮らす双子の妹アンナ (声:井上喜久子)を持つ悪魔。
痛覚などの感覚が同調しているため兄が怪我をすれば妹も怪我をしたり、兄が死ぬと妹も死んでしまうなど、子供向け番組の割には重いストーリー設定が見られた。
デマッカ星人(声:立木文彦
ガクの部屋に忍び込み、親しいフリをして地球侵略をもくろんだ小型の悪魔。
ガクから数々のダグオンの情報を教えられ、全てを知った直後、素性を表したが、寝ぼけたマリアにゴキブリと勘違いされ、スリッパ一発で倒された勇者以外の人物に倒された悪魔である。
なお、この回のまともな登場人物は、ガク、マリア、デマッカ星人のみで、エンたち主役は、紹介のみで終わるという破格の扱いであった。
デスコップ
宇宙警察機構の刑事だったが、目的のために一般人の犠牲をも厭わぬ姿勢が問題視され処分、それを逆恨みして悪人へと成り代わった宇宙人。警察と言う存在を憎み、警官を次々に襲っていった。元が刑事ゆえ基礎的な能力が高いほか、胸には宇宙警察機構の標章もあるが、これには決別の意味をこめて三本の引っかき傷が付けられている。
専用の戦闘機と融合合体し「デスコップパワード」となる。
シュラ (声:坂東尚樹
千住という人間の医者に化け、竜の妹の美奈子に接近して人質にし、リュウにエンを殺すよう命じた。そして殺害実行(実際は未遂)後にリュウと美奈子をまとめて消し去ろうとしたが、復活したファイヤーダグオンにより倒される。頭脳派なのか非常にずるがしこい戦略を立てるものの、戦闘能力自体はあまりたいしたものでなかった。
ゼルマー(声:室園丈裕
サルガッソに残っていた宇宙人を融合して作られた生命体。宇宙人達の戦力が凝縮されており一体で強大な戦力を持つ。ダグオンの戦士がまとめて掛かっても無傷だったが、スーパーファイヤーダグオンにより倒される。
ヒドー (声:矢部雅史
サルガッソを乗っ取ったワルガイア3兄弟の三男。額に一本の角が生えている。ワルガイア兄弟はロボットのような概観だが、宇宙人である。
ヤンキー風の人間に化けて主に地球上で活動。一時はルナを洗脳装置で操り、手下として従えたが、ターボカイの怒りに触れたために額の角を折られて重傷を負う。一旦は逃げ延びたが、その後ブレイブ星人により倒される。不意打ちを行ったり弱みに付け込んだりマリアを盾にしたりするなど、卑怯な手段で戦っていただけで実際に大した実力はなかった。
物体を遠隔操作したりエネルギー波らしきもので攻撃できるほか、兄弟共通の能力としてあまり動かないときの通常形態と激しい動きを想定した身軽な戦闘用形態にスタイルを切り替える能力や人間に変身する能力がある。
ゲドー (声:長嶝高士
ワルガイア3兄弟の次男。頭部両脇から二本の角が生えている。
難破した宇宙飛行士に化けてダグベース内に侵入、ダグオンと戦闘を繰り広げた。
兄弟の中では力と頑丈さに自信を持つタイプで、無限砲で腹部に風穴を開けられても平気であったが、その後パワーライオソードで切り裂かれて絶命。彼の「死亡したヒドーを埋葬する」とのセリフにより、ワルガイア星人には土葬の習慣があることが明らかとなっている。
マドー (声:石井康嗣
ワルガイア3兄弟の長男。額と頭部両脇から三本の角が生えている。
エネルギー吸収能力や重力波発生装置でダグオンの戦士達を苦しめるも、スーパーファイヤーダグオンの強大なエネルギーを吸収できずに倒れた。サルガッソの囚人の中で彼のみが、わずかながらジェノサイドの存在を察知することができた。
囚人達のことは道具のようにしか思っていないが兄弟に対してはそれなりの愛情があるらしい。ヒドーを目の前で倒されたときはゲドーと共に激怒し、ゲドーを倒されたときもやはりどこか寂しげであった。
ジェノサイド (声:大友龍三郎
亡霊の如く機械や物体に乗り移って、それを自分の体とすることができる超生命体。乗り移っていたものが破壊されても宿主を変えることで生き延びる。サルガッソの囚人ではなく、サルガッソ全体に乗り移った状態で棲み付き、洗脳装置等を駆使して囚人達を影で操っていた張本人。
ファイヤージャンボを奪って町へ繰り出し地球と融合して全人類を洗脳しかけたが、パワーダグオンとなったエンが強制的にスーパーファイヤーダグオンへ合体・融合して力を封じ込め、宇宙へ飛び出す命がけの自爆攻撃で倒した。

用語[編集]

ダグオン
基本的にエン達5人の戦士達(後に2人追加)を指す名称として用いられるが、元は「勇者」を意味するブレイブ星の言葉。
ダグコマンダー
ダグオンの戦士各自が所有するアイテム。腕時計のような形で左手首に装着する。変身を行うのに必要なものであると同時に通信機の役割も果たす。
ダグビークル
ブレイブ星人が地球のメカをベースに作ったダグオン専用メカ。自動で動かすことも出来るが、搭乗して操縦することも可能。
物語当初、一緒に走っていた消防車と救急車、複数の鉄道車両、戦闘機5機編隊のうちの1機、民間飛行機をコピー・改造目的のため自分の空間へ勝手に引き込んだため、事情を知らぬ人々が怪事件だと騒ぐことにもなった。ちなみに引き込まれた乗り物の中では時間の流れが完全に止まり、空間から出たときに再び時間が流れるようになる。
後に似たような事情により、とある場所で展示されていたC62機関車をまたもや勝手に自分の空間へと引き込んでいる。
飛行可能なビークルは水をくぐったり宇宙を飛んだりしているため見かけによらずさまざまな空間に適応できるものと推測される。
ダクテクター
ダグオンの戦士達が変身したときに装着する強化服。外見としては身軽な装備をつけたスーツと頭部にマスクを装着する代物だが、変身後は身体能力の強化と宇宙人に対抗できる戦闘能力を得られる。
ダグベース
ダグオンの戦士らが使用するメカを格納する秘密基地。基地全体の名称としても中央にある人型の巨大マシンを示す名称としても用いられる。頭部に司令室があるほか、人を監禁できる部屋や重症患者を収容できる設備が確認されている。宇宙空母とロボットにも変形。宇宙空母状態では、小型ビークルを収納したり甲板にファイヤージャンボとサンダーシャトルを搭載可能。トランスフォーマー リターン・オブ・コンボイに登場したグランダスのデザインを流用し、ライナーチームのビークルに対応するように部分的にリデザインされている。エン達が7人一緒に超融合合体する事も可能。とある山に隠されており、外見では判別できないようになっている。
地味な存在であるがバリアを張ったりスーパーファイヤーダグオンへの合体光波を発射したりと意外と活躍している。
宇宙警察機構・カリキュラムNo.『オメガ331』
終盤、擬似ブラックホールに閉じ込められたパワーダグオンらを救助する際にライが言った宇宙警察隊員の必要科目の一つ。台詞のみである為、オメガの記号がΩなのかは不明。
剣星
アーク星人が滅ぼした惑星。作中の言動から推測するに、サルガッソが占拠された後に滅ぼされたとされる(詳しくは後述のエルバイン太陽系を参照)。原住民である剣星人20億人が人工氷河によって滅亡。生き残ったライアンの回想によれば、その光景は氷の中に閉ざされた無数の墓標であった。氷河が溶ければ惑星自体は元の環境へ戻る事は出来る。
エルバイン太陽系
ライアン以外の生き残った剣星人がいる太陽系。アーク星人はこの剣星人に敗れた為にサルガッソに収容され、その逆恨みに剣星は滅ぼされた。ライアンはアーク星人の決闘後同族を探す為に旅に出る。一度仲間の元へ戻った際にガリズナー星にいる事までは判明、その後ガンキッドと共に旅立った。新世代ロボット戦記ブレイブサーガでは今だ到達していないが…

ダグオン[編集]

今作に於ける勇者ロボ。太陽の勇者ファイバードにおけるアウト・オブ・システムのような装置(ダグコマンダー)を使用し、人間をエネルギー生命体化する事で機体の人格とする。エクスカイザー・ファイバードと同等の合体システムとも言える。

融合合体の際、エンの場合はロボ形態への変形と同時に、搭乗しているダグオンが半透明となりロボと同サイズに巨大化、一体化する形で完成する。またそれ以外の融合合体では、開始と同時にロボット胸部となる部分の上に立ち、頭部が出てきて変形が終わった瞬間に姿が消えてロボットの目が点灯するという形式を取る。

大堂寺炎[編集]

トライダグオン[編集]

ファイヤーエン
大堂寺炎がダグコマンダーで変身した姿。鳥形態へ変形して飛ぶ事も可能。
  • 得意技
    • ファイヤーエルボー
    • ショルダーバーン
  • 必殺技
    • ファイヤーバードアタック
専属機体[編集]
ファイヤーストラトス
ランチア・ストラトスタイプのパトカー。後部座席は普段誰も利用しないためエンが捨てたゴミで埋め尽くされている。とある道路に地下からつながっており、発進の際は隠し扉を開いて道路に接続する。他のダグビークルと異なり、それとわかる外見的特徴がないため本物のパトカーに偽装して使われたことも。

融合合体[編集]

ダグファイヤー
ファイヤーエンとファイヤーストラトスが融合合体した姿。
ファイヤーダグオンとパワーダグオンという2つの合体形態を持つが、ファイヤーショベル登場後はほとんどパワーダグオンをメインに戦う。ただし、後半ファイヤージャンボが修復された際にファイヤーダグオンへと合体して戦闘を行ったこともある。
  • データ
    • 全高10.8m
    • 重量20.0t
    • 走速度200.0km/h
    • 跳躍力150.0m
    • 最大出力32000ブレイブパワー(以下BP)
  • 必殺技
    • ファイヤーブラスター・シュート
    • スターバーン

火炎合体[編集]

ファイヤーダグオン
ダグファイヤーがビークルモードに再変形しファイヤージャンボに収納され、ファイヤーラダー、ファイヤーレスキューが腕となって火炎合体した勇者。
  • データ
    • 全高20.4m
    • 重量70.0t
    • 走速度420.0km/h
  • 武器
    • ジェットファイヤーストーム
    • ファイヤーブレード
    • ファイヤースターバーン
    • ファイヤーホールド
    • ファイヤーライオソード
    • 無限砲
専属機体[編集]
ファイヤーラダー
消防車(梯子車)を模したダグビークル。梯子の内部にファイヤーブレードを格納している。ファイヤージャンボが破壊された後は特に使われる用事もなく、ファイヤーレスキューと共にダグベース内に待機させられていた。
ファイヤーレスキュー
トヨタ・ハイメディック救急車を模したダグビークル。合体時のパーツとなるビークルであるが、救急車のような機能もあるため意外と活躍している。車内に設置されている自動治療台では時間は掛るが重症患者も治せる。
ファイヤージャンボ
ボーイング747ジャンボジェットを模したサポートビークル。翼の位置の変更により輸送機のような風貌になっている。普段はファイヤーベースに変形している。ファイヤーストラトス、ファイヤーラダー、ファイヤーレスキューを収納可能。中盤、アーク城に激突させたため諸共に破壊されてしまったが、後にブレイブ星人が修復・復活させた。復活後の活躍は少ないが飛行を伴う長距離移動では何度か使用されている。発進の際は山の岩壁に隠された滑走路を使用する。

剛力合体[編集]

パワーダグオン
ダグファイヤーが変形したファイヤーショベルに収納される形で合体。勇者シリーズ通しても珍しい空を飛ばずに合体する勇者ロボ。
右肩にショベルのアームが付いており、力技を得意とする。下半身のみタンクのモードにも変形したり、アーム先のアタッチメント交換を行うことが可能となっている。
  • データ
    • 全高20.2m
    • 重量72.0t
  • 武器
    • マグマブラスト
    • パワーバーン
    • パワードリルアーム
    • パワーライオソード
    • 無限砲
専属機体[編集]
ファイヤーショベル
ショベルカーを模したサポートビークル。ルナが工事現場のショベルカーをベースに手を加えて急場凌ぎで製作。他のビークルと違いかなり手を加えられており、一般的なショベルカーとはデザインが異なる。この行為は規則違反であったが、事後に許可を取って正式なビークルとして使用されることとなり、以後はファイヤージャンボに代わるビークルとなる。

超火炎合体[編集]

スーパーファイヤーダグオン
ファイヤーショベルが頭、胸、背中、腕、足の強化パーツとなってファイヤーダグオンと合体した勇者。桁違いのパワーを発揮できる最強の形態だが、イレギュラーな合体パターンのため、エンの体力と精神力を激しく消耗してしまう。劇中で登場したのは三回しかなく、さらにまともに戦ったのは二回のみである。
原因として、ブレイブ星人によって合体パターン及びパーツ再配置プログラムそのものは完成しておりダグベースに収められていたが、パワー再配分プログラムや生命維持プログラム等が未完成だった為、ダグベースからの合体光波を浴びなければ合体すら不可能だったという点にある。そのためか、合体場面のアニメーションがメカニカルなアクション中心でなく、前半はダグベース司令室のものと思しき、何かのモニター上で行われているような描写、後半はエンの気合のこもったアクションが中心になっているのも特徴。加えて、合体直前の状態と合体バンクのつじつま合わせのためか、終盤ストーリーの時間的制約からか2度目と3度目はそれぞれ一部場面が省略されている。
出番は少ないが、戦闘力はかなりのものであり、グレートエクスカイザージェネシックガオガイガーと並ぶ、無敵の最強勇者である。
なお、ブレイブサーガなどのゲームでは後半戦にあわせて、他の勇者ロボ同様にこの形態に合体するが、プログラムの改良が進んでいたもしくは、他作品のキャラ(ファイバードの天野博士など)の協力でプログラムを完成させたらしく、エンへの負担は解消されている。(合体自体も合体光波を浴びなくても可能となった)
  • データ
    • 全高25.6m
    • 重量142t
  • 武器
    • スーパーファイヤーバーン
    • スーパーメガ光波
    • スーパーライオソード
    • 無限砲
  • 必殺技
    • トライアングルクリスマスビーム
※構造や動きから考えると右肘のショベルアームも武器となるはずだが作中並びにゲームなどでは武器として扱われていない。

ライナーチーム[編集]

トライダグオン[編集]

ターボカイ
広瀬海がダグコマンダーで変身した姿。ライナーチームのリーダー。脚部のタイヤにより高速走行も可能。
  • 得意技
    • ホイールキック
  • 必殺技
    • ターボホイールアタック
アーマーシン
沢邑森がダグコマンダーで変身した姿。全身が火器だらけ。
  • 必殺技
    • ブレストモーターキャノン
ウイングヨク
風祭翼がダグコマンダーで変身した姿。冷凍技を得意とするほか、ダグテクター状態でも空を飛べる。
  • 得意技
    • クリスタルブーメラン
  • 必殺技
    • ブリザードハリケーン
ドリルゲキ
黒岩激がダグコマンダーで変身した姿。ドリルモードへ変形し地底移動が可能。
  • 必殺技
    • ドリルアタック
専属機体[編集]
ビークルは非戦闘時、ダグベースに収納されている。出動の際は海中をくぐってから発進する。
ターボライナー
新幹線300系電車のぞみ号)を模したカイのダグビークル。後部に巨大なタイヤの付いたブースターを装着している。
アーマーライナー
新幹線E1系電車Maxやまびこ号)を模したシンのダグビークル。多数の火器を搭載した戦車型のブースターを装備している。
ウイングライナー
新幹線400系電車つばさ号)を模したヨクのダグビークル。巨大な翼をもつブースターを装備。
ドリルライナー
C62形蒸気機関車を模したゲキのダグビークル。後部ブースターがドリルになっており、ビークルモードでもアタックモードへの変形が可能。

融合合体[編集]

ダグターボ
ターボカイとターボライナーが融合合体した姿。
  • データ
    • 全高10.9m
    • 重量22.5t
  • 必殺技
    • ブレイクホイール
ダグアーマー
アーマーシンとアーマーライナーが融合合体した姿。
  • データ
    • 全高10.7m
    • 重量26t
  • 必殺技
    • ファイナルバスター
ダグウイング
ウイングヨクとウイングライナーが融合合体した姿。空中戦と冷凍技を得意とする。
    • 全高10.7m
    • 重量19.5t
  • 得意技
    • クリスタルカッター
  • 必殺技
    • ブリザードタイフーン
ダグドリル
ドリルゲキとドリルライナーが融合合体した姿。力技を得意とする。ゲキのキャラを反映してか、設定全高はほぼ同じにもかかわらず、他のダグ系小型ロボよりやや大柄に描かれていた。
蒸気機関車の「車体中央に運転室がある」という構造ゆえか、融合合体の途中で運転室屋根に立っていたドリルゲキが飛び上がり、自ら走って先頭まで移動するのが特徴的。
バックパックと両肩のパーツを胸部に集めることでドリルアタックモードとなり、ドリルライナーよりも強力なドリルとして使用することが可能。
  • データ
    • 全高10.8m
    • 重量32t
  • 必殺技
    • ドリルクラッシュ

重連合体・超重連合体[編集]

ライナーダグオン
ダグターボが頭、胸、左腕、ダグアーマーが右腕脚、ダグウイングが左肩脚となって合体した勇者。メイン人格はカイで、シン曰く自分とヨクは手足(=ほぼ自由がない)らしい。勇者シリーズにて3体合体の勇者は4体合体登場後出てこなくなるのが恒例だが、ライナーダグオンの場合スーパーライナーダグオン登場後も3回登場している。
  • データ
    • 全高20.5m
    • 重量68t
  • 武装
    • ターボホイールカッター
    • アーマーバスター
    • ライナーブリザード
  • 必殺技
    • ライナータックル
スーパーライナーダグオン
ダグドリルが右肩、胸、足の強化パーツとなってライナーダグオンと合体した勇者。パワーが強化されており、また足の裏に下駄のような滑り止めがあるため敵の突撃も正面から受け止めることが出来る。メイン人格はカイのはずだが、ダグドリルパーツをゲキが操作する場面も見られた。
  • データ
    • 全高24.5m
    • 重量110t
  • 武装
    • ターボホイールカッター
    • アーマーバスター
    • ライナーブリザード
    • スーパーロックバスター
  • 必殺技
    • スーパーライナークラッシュ

刃柴竜[編集]

トライダグオン[編集]

シャドーリュウ
刃柴竜がダグコマンダーで変身した姿。隠密行動が可能。
  • 武器
    • シャドークナイ
  • 必殺技
    • 大回転剣風斬
専属機体[編集]
シャドージェット
F-15イーグルを模したジェット戦闘機。ダグベースから近くの滝壷にカタパルトごと移動して垂直発進する。

融合合体[編集]

ダグシャドー
シャドーリュウとシャドージェットが融合合体した姿。
  • データ
    • 全高10.8m
    • 重量18.0t
  • 武器
    • カゲムラサキ
    • シャドー手裏剣
シャドードラゴン
ダグシャドーが変形した龍型ロボット。
  • 必殺技
    • ドラゴンプラズマバーン

機獣合体[編集]

シャドーダグオン
ダグシャドーが胴体、ガードタイガーが左腕、ガードウルフが右腕、ガードホークが背になって合体した勇者。
  • データ
    • 全高20.3m
    • 重量63.6t
  • 武器
    • 名刀カゲムラサキ
    • シャドー大手裏剣
    • シャドーキャノン
    • シャドー大砲術
  • 必殺技
    • シャドー・ガオウ斬り
専属機体[編集]
シャドーガード
リュウをサポートする動物型のメカ。人の言葉は喋らないが意思を持っており、必要に応じて自らロボットモードへ変形することもあるが、その登場回数は極めて少ない。普段はカードの姿でリュウが携帯している。
ガードタイガー
虎からロボットに変形するシャドーガードの一体。
ガードウルフ
狼からロボットに変形するシャドーガードの一体。
ガードホーク
鷹からロボットに変形シャドーガードの一体。

宇津美雷[編集]

トライダグオン[編集]

サンダーライ
宇津美雷がダグコマンダーで変身した姿。エンのダグテクター同様に鳥型へ変形(サンダーイーグル)し飛行も可能。物語終盤、エンのファイヤーバードとの合体攻撃(ファイヤーバード・サンダーイーグル・ダブルアタック)も行った。
主戦力の1人となる勇者だが、登場時期が遅かったことや終盤ではライがダグベース操縦を行っていたことなどからサンダーライ、ダグサンダー、サンダーダグオンの登場回数は非常に少ない。
  • 必殺技
    • サンダーイーグルアタック
専属機体[編集]
サンダーバイク
サンダーライ専用サイドカー。(紙面によってはサンダースロットル)
  • データ
    • 全長2.0m

融合合体[編集]

ダグサンダー
サンダーライとサンダーバイクが融合合体した姿。
元のビークルがサイドカーのため、他のダグオンとの対比ではどう考えても巨大化しているが、ロボ形態の設定と元になったビークルの実物からの対比では他のダグオンも多少のサイズの変化があることになる。放送当時、こうした矛盾をつくファンも少なからずいた。(しかし、その矛盾が許されるのが勇者シリーズのクオリティでもある)
  • データ
    • 全高10.6m
    • 重量19.0t
    • 走速度220.0km/h
  • 必殺技
    • サンダーバーン
    • デンゲキック
    • 電撃パンチ
    • プラズマアロー
専属機体[編集]
サンダーシャトル
スペースシャトルを模したサポートビークル。
戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV』に登場したギャラクシーシャトルを基本に、各部デザインを変更している。このためかダグオンの中では変形機構が最も複雑である。また玩具にあるダグサンダーとの合体機構は追加ギミックではなく、ギャラクシーシャトルの背面に元々空いていた穴に合わせるようにサンダーバイクを作ったものである。

雷鳴合体[編集]

サンダーダグオン
ダグサンダーが背中、サンダーシャトルが本体となって合体した勇者。額にはザンボット3を思わせる三日月のエンブレムが輝く。最後に追加された戦士という位置付けだが、勇者シリーズ主役格のようにロボット+サポートメカという合体形式を取る。
  • データ
    • 全高20.7m
    • 重量58.5t
    • 走速度440.0km/h
  • 武装
    • サンダーランサー(一部媒体では「サンダージャベリン」)
    • ブースターライフル
  • 必殺技
    • ランサーフィニッシュ
    • ムーンカッター
    • スパークサンダー

協力関係[編集]

ライアン
ガンキッド
上の二名は#登場人物を参照されたし

放送リスト[編集]

放送日 話数 サブタイトル 登場宇宙人
1996/2/3 1 誕生!勇者高校生
宇宙砂塵サンドール星人登場
  • 宇宙砂塵サンドール星人
1996/2/10 2 空中都市作戦
宇宙蟻ザゴス星人登場
  • 宇宙蟻ザゴス星人
1996/2/24 3 ダグファイヤー戦闘不能
液体生命体ガロン星人登場
  • 液体生命体ガロン星人
1996/3/2 4 最終兵器を破壊せよ
宇宙仙人デスパルス星人登場
  • 宇宙仙人デスパルス星人
1996/3/9 5 ファイヤーダグオン発進せず
宇宙電人エレクトロン星人登場
  • 宇宙電人エレクトロン星人
1996/3/16 6 ゲームオーバー
宇宙幽霊カオス星人登場
  • 宇宙幽霊カオス星人
    • カオスパイダー
1996/3/23 7 サルガッソの謎
看守ロボ ガードロイド登場
  • 看守ロボ ガードロイド
  • 宇宙皇帝アーク星人
1996/3/27 8 キケンな眠り
爆睡宇宙獣モグネール登場
  • ザゴス星人
  • 爆睡宇宙獣モグネール
1996/3/30 9 昆虫大パニック
宇宙鳥人ガラバード星人登場
  • 宇宙鳥人ガラバード星人
  • 宇宙昆虫ザムザ
1996/4/6 10 強さを我が手に
吸収宇宙人キラード星人登場
  • 吸収宇宙人キラード星人
1996/4/13 11 復讐の10万光年
宇宙皇帝アーク星人 宇宙剣士ライアン登場
  • 宇宙皇帝アーク星人
  • 宇宙イナゴ
1996/4/20 12 新たなる仲間
鋼鉄宇宙人アルマー星人登場
  • 鋼鉄宇宙人アルマー星人
1996/4/27 13 炎の新必殺剣
銀河獣人ワイルディー登場
  • 銀河獣人ワイルディー
  • 銀河怪獣ワイルドン
1996/5/4 14 心優しき宇宙獣
星獣グリフィン 星獣使いロッド星人登場
  • 星獣グリフィン
  • 星獣使いロッド星人
1996/5/11 15 暴走ダグアーマー
宇宙魔女サキュバス登場
  • 宇宙魔女サキュバス
1996/5/18 16 閃光のダグベース
宇宙蟻ザゴス星人登場
  • ザゴス星人
1996/5/25 17 弱虫ツヨシと宇宙石
宇宙炎人フェニックス星人登場
  • 宇宙炎人フェニックス星人
1996/6/1 18 マリアの幽霊退治
宇宙幽霊船バンダー星人登場
  • 宇宙幽霊船バンダー星人
1996/6/8 19 ダグオンNo.6
宇宙植物シード星人 植物獣ドランゴラン登場
  • 宇宙植物シード星人
  • 植物獣ドランゴラン
1996/6/15 20 突撃!ダグドリル
宇宙商人ヌーベル星人登場
  • 宇宙商人ヌーベル星人
  • リナキーン星人
1996/6/22 21 男!涙の友情合体
死神宇宙人ヒュドロン星人登場
  • 死神宇宙人ヒュドロン星人
  • 亡霊囚人軍団
1996/6/29 22 風に舞う白い羽根
宇宙の悪魔デモス登場
  • 宇宙の悪魔デモス
1996/7/6 23 宇宙の大樹
機械植物メカージュ星人 ガンドロイドT96登場
  • 機械植物メカージュ星人
  • ガンドロイドT96
1996/7/13 24 その名はガンキッド
機械植物メカージュ星人登場
1996/7/20 25 誓いの無限砲
宇宙皇帝アーク星人 宇宙アメーバ キャメロン登場
  • アーク星人
  • 宇宙アメーバ キャメロン
1996/7/27 26 ねらわれたガク
宇宙の破壊者デマッカ星人登場
  • 宇宙の破壊者デマッカ星人
1996/8/3 27 猫が消える日
宇宙鼠マウザー星人登場
  • 宇宙鼠マウザー星人
  • マウザーロボ
1996/8/10 28 去りゆく君へ
宇宙グモ パイダ星人登場
  • 宇宙グモ パイダ星人
1996/8/17 29 青い星の戦慄
恐怖宇宙人ラドンパ星人登場
  • 恐怖宇宙人ラドンパ星人
1996/8/24 30 地球氷河期5分前
宇宙皇帝アーク星人登場
  • アーク星人
1996/8/31 31 剛力!パワーダグオン
宇宙女王蟻クイーンザゴス登場
  • 宇宙女王蟻クイーンザゴス
  • シスターザゴス
  • ザゴス星人
1996/9/14 32 噂の刑事エン&ゲキ
凶悪宇宙警官デスコップ登場
  • 凶悪宇宙警官デスコップ
    • デスコップパワード
1996/9/21 33 嵐を呼ぶ学園祭
台風宇宙人フットバー星人登場
  • 台風宇宙人フットバー星人
1996/9/28 34 エン、成層圏で戦う
要塞宇宙人パット星人登場
  • 要塞宇宙人パット星人
  • 重機ロボ
1996/10/5 35 電撃登場ダグサンダー
宇宙魚人サバラス星人登場
  • 宇宙魚人サバラス星人
1996/10/12 36 サルガッソの支配者
電波宇宙人パルス星人登場
  • 電波宇宙人パルス星人
1996/10/19 37 幽霊トラックを追え!
暴走宇宙人トラッカー星人登場
  • 暴走宇宙人トラッカー星人
1996/11/2 38 復活の白い翼
宇宙の阿修羅シュラ登場
  • 宇宙の阿修羅シュラ
1996/11/9 39 吠えよ!ライアン
宇宙皇帝アーク星人登場
  • アーク星人
1996/11/16 40 望まざる対決
ワルガイア星人ヒドー登場
  • ワルガイア星人ヒドー
1996/11/23 41 禁断の超合体
合成宇宙人ゼルマー登場
  • 合成宇宙人ゼルマー
1996/11/30 42 割れたダグテクター
ワルガイア3兄弟登場
  • ワルガイア3兄弟
    • ワルガイア星人ヒドー
    • ワルガイア星人ゲドー
    • ワルガイア星人マドー
1996/12/7 43 勇者たち宇宙へ
爆弾宇宙人ボンバー星人登場
  • 爆弾宇宙人ボンバー星人
1996/12/14 44 攻防!ダグベース
ワルガイア星人ゲドー登場
  • ワルガイア星人ゲドー
  • 戦闘ロボ
1996/12/21 45 奇跡の勇者たち
ワルガイア星人マドー登場
  • ワルガイア星人マドー
  • 超生命体ジェノサイド
1996/12/28 46 サルガッソ大爆発
超生命体ジェノサイド登場
  • 超生命体ジェノサイド
1997/1/18 47 燃えろ!炎の勇者エン
超生命体ジェノサイド登場
1997/1/25 48 オレたちの未来へ…

※2/17日は豊浜トンネル岩盤崩落事故で岩盤が除去され、安否確認に関するニュースを中継で報道したために番組は放送休止。1週間遅れの穴埋めと言う形で3/27(水)に8話が放映された。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

OP
「輝け!!ダグオン」(作詞:谷穂ちろる、作曲・編曲:矢野立美、歌:Nieve
オープニングアニメーションはタイトルロゴの出る場所が最初でも最後でも、さらにはサビでもないという、アニメーション作品を通じて珍しいパターンを取る(歌詞中の「ダグオン」に合わせて出るようになってはいるが)。また、後期になってアニメーションが変更された際、メカニックのアクションなど一部に効果音が付くようになった。
英語バージョン「WE ARE DAGWON」が存在し、劇中で何度か使用された。この英語バージョンは関係者の評価も高く、後に子安武人のラジオ番組勇者王への道に出演した関係者のリクエストでフルコーラスに近い長さでかけられた。ちなみに土曜夕方の名古屋テレビ・サンライズのアニメ枠で、OP曲が男性ヴォーカルとなったのは約10年ぶり(「機動戦士ガンダムΖΖ」の「アニメじゃない」まで遡ることになる)。
ED
「風の中のプリズム」(作詞:谷穂ちろる、作曲・編曲:矢野立美、歌:Nieve
こちらもOP曲同様に英語歌詞版「PRISM IN THE WIND」が存在し、28話の終盤で1度だけ挿入歌として流れた。しかし、劇中で流れたのはそれだけ(加えて音量が抑えられていた)ということと、メディアとしてはアルバム「ソングコレクション」にしか収録されておらず、「WE ARE DAGWON」ほど知名度は高くはない。

放送ネット局[編集]

ラジオ[編集]

1996.10から1997.3にかけてラジオ日本及びラジオ大阪にてパーソナリティーを子安、遠近、私市が勤めるラジオ番組が放送された。番組中に放送されたドラマは後述のCDシネマとして発売。

関連商品[編集]

DVD[編集]

  • 勇者指令ダグオン DVD-BOX 1(2006年10月25日)第1話~第25話までを収録、5枚組。
  • 勇者指令ダグオン DVD-BOX 2(2006年11月22日)第26話~第48話までに加えOVA『水晶の瞳の少年』を収録、6枚組。

ビクターエンタテインメントより発売。

CD[編集]

  • 勇者指令ダグオン(1996年2月21日) OPとEDを収録したシングルCD。
  • 勇者指令ダグオン(1996年11月21日)CDシネマシリーズで使用されたOPとEDを収録したシングルCD。
  • 勇者指令ダグオン VOl.1(1996年4月24日)サウンドトラック。
  • 勇者指令ダグオン VOl.2(1996年8月21日)
  • 勇者指令ダグオン~SONG COLLECTION(1996年12月18日)ソングアルバム。
  • 「勇者指令ダグオン」~スペシャルドラマ1“選挙で激突!トライダグオン“(1996年6月21日)ドラマCD。
  • 「勇者指令ダグオン」~スペシャルドラマ2(1996年7月24日)
  • 「勇者指令ダグオン」~スペシャルドラマ3(1996年10月23日)
  • 「勇者指令ダグオン」CDシネマ1~春はあけぼの(1996年12月18日)
  • 「勇者指令ダグオン」CDシネマ2~夏のツー・ショット(1997年1月22日)
  • 「勇者指令ダグオン」CDシネマ3~それぞれの秋(1997年2月21日)
  • 「勇者指令ダグオン」CDシネマ4~冬、来たりなば…(1997年3月21日)
  • 「勇者指令ダグオン」スペシャルドラマ~いいやつ(1997年8月21日)
  • 「勇者指令ダグオン」スペシャルドラマ2~悪いやつ(1998年2月4日)

総てビクターエンタテインメントより発売。

脚注[編集]

  1. これに関して、DVD-BOXリーフレット内の監督インタビューにて「ダグオンのメンバーは基本的に(敵)宇宙人の名前を知らないので、一度も名前を呼ばれることなくやられていくのはいくら敵とはいえ可哀相だから」という旨の発言があり、望月監督自らがネタとしてウルトラマンを真似たことを認めている。
  2. 放映当時のアニメディアその他より。
  3. ただし本作では融合合体前でも「勇者ダグオン」と名乗ることから、原則として融合合体してロボにならずともトライダグオンすれば勇者に含まれると考えることもできる。今後のゲームでルナが参戦した場合、光竜・闇竜姉妹は登場順において、ルナが初代となり姉妹は二代目と三代目、場合によってはドラ代も含まれるので三代目・四代目となる。

関連事項[編集]

前後番組の変遷[編集]

名古屋テレビ 土曜夕方5時枠
前番組勇者指令ダグオン次番組
黄金勇者ゴルドラン勇者王ガオガイガー