パタリロ!の登場人物一覧

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パタリロ!の登場人物一覧(ぱたりろ!のとうじょうじんぶついちらん)は漫画『パタリロ!』に登場する人物の一覧である。

パタリロ・ド・マリネール8世(本作の主人公)、ジャック・バルバロッサ・バンコランマライヒ・ユスチヌフタマネギ部隊については、その個別記事を参照。

本項における「声」に関する記述は、特に言及がない限り1982年に放映されたアニメ版声優配役に基づくものである。

レギュラー[編集]

パタリロ・ド・マリネール8世
本作の主人公であり、物語の舞台であるマリネラ王国の若き国王。通常は単にパタリロと呼ばれる。
詳細は パタリロ・ド・マリネール8世 を参照
ジャック・バルバロッサ・バンコラン
イギリス情報局秘密情報部(MI6)所属の凄腕エージェント。
詳細は ジャック・バルバロッサ・バンコラン を参照
マライヒ・ユスチヌフ
元暗殺者の美少年。
詳細は マライヒ・ユスチヌフ を参照
タマネギ部隊
タマネギ風の髪型で眼鏡をかけた菱口の武官部隊。
詳細は タマネギ部隊 を参照

準レギュラー[編集]

アーサー・ヒューイット
CIA(アメリカ中央情報局)の捜査員。アメリカ合衆国ノースダコタ州出身。子供の頃、アメリカの千葉といわれるノースダコタ出身ということでいじめられていたらしく、履歴書の出身地の欄に不実記載をしていたことをパタリロに知られたことから「アメリカの千葉県民」と呼ばれ、ことあるごとにこき使われ振り回されている。修羅場を多く潜り抜けたにしては、バンコランのような強気さはなく、多分に気弱で純情。
バンコランに匹敵する腕利きだが、病的なほどのロリコンである。その性癖のために捜査に失敗し、左遷させられたこともある。また一時は、「どんな少女でもいずれはオバサンになる」という現実に気づかされ、立ち直れないほどのダメージを受けたことも。
射撃の名手。ある時はパタリロを本気で射殺しようとした事もある(しかも額の真ん中にクリーンヒットしたが、その程度でパタリロが死ぬわけもなく、正露丸を服用するだけで治ってしまった)。
初登場時は美形で名前もなく、狙撃手サイドワインダーと名乗り潜入捜査官として登場。二度目の登場後、話が進むにつれロリコンが悪化している。
陰陽道から分派独立したロリータ道のロリータ戦士ヒューレンジャーでもあり、掌からロリータビームを発射できる。
時代劇版での役名は呂利紺飛雄糸之介(ろりこん ひゅーいっとのすけ)。
声は谷育子(20話、サイドワインダーとして)、古谷徹(44話)、野島昭生(49話)。
フィガロ・バンコラン
男同士のバンコランマライヒの間にできた奇跡の子供。正体は大天使ミカエル(劇中では天使長)。やがて起こる大災害の際、同性同士のカップルに子供を与えるべきか否かという天界の実験の一環として降臨した。生後一ヶ月で一歳児並の体格と六歳児並の頭脳を持つ。超人類として認知され、タマネギ9号の子アリランと共に殺されそうになった時も、不思議な力で冥界と通じ、アリランを助けた。
なお、同性同士のカップルに子供を与える実験そのものには「時期尚早」と結論が出され、直ちに撤収する予定だったが、大災害まではまだ数千年あるのだから、子を思う両親の気持ちを考えよ、というパタリロの説得により、両親の寿命が尽きるまで地上に留まるようである。稀に本当の姿を見せることがあるが、その度に関係者の記憶を操作しているため、正体を知っているのはパタリロだけである。ちなみに、パタリロを嘘つきと再認識させる意図をもってか、パタリロの記憶は操作されない。
趣味はTVゲームで、外に遊びに出ても携帯ゲームを手放さないほどハマッている。ちなみに、ミカエルとしての意識を普段から持っている事からミカエル自身がハマッたと思われる。また風魔流縄術の使い手でもある。
なお、かつてある事件に天使が介入した事があり(「あの方」の命令で30億ドル相当のサファイアを代価にパタリロの発明品を買い取った。コミックス37巻『神の目』参照)、その際にパタリロとマライヒは天使(名前は不明、ミカエルとは別の天使と思われる)の正体を見ているが、この時は両名とも特に記憶操作を施されていない。その後もこの件を記憶しているかどうかは不明。本体である天使としての力は絶大で、魔界の四大実力者ベールゼブブをも「魔界のハエ」と一蹴している。
エトランジュ
パタリロの母。32歳。北欧の小国の貴族の出身。パリ留学中に親子ほど歳の離れたマリネラ前国王に見初められ、結婚する。
パタリロが即位したので本来は「皇太后」と呼ばれる筈だが、何故か未だに「王妃」と呼ばれる。これは国王たるパタリロが独身であるためであろう。事実パタリロの祖母は太皇太后と称せられている。
体が弱く、夫の死後はスイスのサナトリウムで療養している。何度かマリネラへの帰国を思い立つがメイドに毒を盛られたりして未だに帰国していない。
パタリロの護衛でスイスに訪れたバンコランと出会い、恋心をいだいたため、強力な媚薬を使用しバンコランが初めて体験する女性となる。
妹(コミックス57巻『雪の王国』に登場)は南米のハマラヤ王国の王妃(故人)。
なお、国際ダイヤモンド輸出機構のNo.2であるデュラン・ド・ラーケン伯爵とはいとこ同士である。
「バンコラン並み」の現実主義者。
声は池田昌子
バット
本名モス=マクドナルド。バー「東カリマンタン」のママ。国際ダイヤモンド輸出機構の元情報収集担当者(バットは当時のパーソナルコード)。マライヒの友人。
10代の頃に結婚して、一人息子の(本人は娘と言っている)ミランダがいる。
ダイヤモンド機構が潰れた後はフランスにあるニューハーフカフェー「ジブラルタル」で働き出し、一躍トップホステスとなる。その後、独立してロンドンのマリネラ大使館の傍に「東カリマンタン」を開いた。
店のホステスには様々な店のトップが集められているが、非常に濃い人間ばかり集まっている。パタリロにとっては天敵とも言える存在で、幾度も潰そうとしたがことごとく失敗に終わった。
ちなみに「東カリマンタン」が繁盛した影響で、周辺にはおかまバーSMクラブ・ソフトレズの店が進出している。

旧レギュラー[編集]

イヨマンテ・サンダース
MI6部長。バンコランの直接の上司。
初期においては割りと真面目な役回りだったが、巻数が増えるにつれ、いい加減極まりない無能な老人と化している。仕事の殆どはバンコランが処理し、彼のところには簡単な判子押しの書類しか回って来ないほど。パタリロと組んでバンコランを困らせることも多い。しかし怠惰なメイドを押し付けられたり予測していなかった陰謀に巻き込まれるなどパタリロもそれなりに被害に遭っており、部長はパタリロの親友を自称しているものの、当のパタリロの反応は冷淡なものである。
第一線当時は「稲妻のイヨマンテ」の異名を取る早撃ちで知られていたが、その実、まぐれ当たりこそあるものの狙いは滅茶苦茶で全く役に立たない。とはいえマライヒの浮気を疑ってバンコランが発した身辺調査を請け負った際は無難にこなしていた(ただし調査結果にバンコランが激怒し八つ当たりされた)。
好物は天丼。昼食時にしばしばつけで出前を取っており、その請求をこっそりバンコランに回している。
なお、『ビストロ温泉パタリロ!』にも、死んだ無能な先代越後屋主人として一コマだけ顔を見せている。
声は滝口順平
警察長官
マリネラ国の警察長官。衛兵隊長と入れ替わりで登場。外見は眼鏡をかけたどこにでもいそうな中年の男性。タマネギ部隊と共に様々な行事に参加し、パタリロの良いおちょくり相手であった。
パタリロにお使いに出された時に誤って重い荷物を頭に結わえ付けたために体がぺしゃんこ(死亡せず)になった上、火をつけられて花火のヘビ玉のように急激に体が伸び、化け物じみた姿になったため、タマネギによって化け物小屋に売られた事がある(その後も何事もなかったかのように普通の体型で登場した)。パタリロが分解し組み立て直した潜航艇に乗ったところ爆発事故を起こし身体がバラバラになった事もあり、この時も次に登場した際には元通りとなっていた。
ある時期から牢に閉じ込められ、自宅にも帰れない状態で鎖で繋がれ、パタリロの代わりに書類にサインをする仕事をさせられ涙を誘った。奥さんにはタマネギが大金を握らせたため何も言ってこない(17巻)。死亡通知も送られたことがある。
だがそれは仮の姿で、マリネラの極秘防諜機関「文化広報局」のチーフを兼務する腕利きのダンディな情報員がその正体。αランダムの加速装置の機密を護るためにその正体をバンコランに明かして以降登場していない。ちなみに、影武者用のロボットも登場したことがある。
声は永井一郎
ミハイル
S国の敏腕諜報員。殆ど表情を変えないポーカーフェイスと特殊能力から「氷のミハイル」の異名を持ち、バンコランやヒューイットとは仕事の関係上、幾度も敵対した。
自身の体温を任意に零下32度まで下げる事ができる超能力者で、「零下100度でも裸で生活できる」(本人談)ため、冷気関係の攻撃は無効である(ただし、体温操作が可能なのは覚醒時のみで、眠ると自動的に通常の体温にもどる)。また、この能力で妊娠中のマライヒを火災から守った事がある。
趣味はポーカーで、麻痺毒が塗られたダートを武器とする。
当初は冷徹な性格だったが、登場回数が増えるにつれてお人よしな性格に変わっていった。パタリロをカリメロと呼ぶ癖が抜けない。上司には頭が上がらず、失敗する度に上司の奥さんにプレゼントを送ってご機嫌を取っているらしい。
ちなみに既婚者で、2人の子供がいる。
『ミハイル爆弾』(コミックス32巻収録)では主役を張り、強敵デュモンを見事に出し抜いた。
デュモン
世界を股にかける犯罪者。完璧主義者を自称しており、密室トリックを得意とする。性格は狡猾で残忍、目的のためなら何の罪もない子供を惨殺する事すらやってのける。
パタリロにとっては天敵とも言える存在で、パタリロやマライヒとは幾度も対決しており、パタリロを何が何でも倒す事を誓っている相手である。
デュモンは一度、スーパーキャット、間者猫と手を組んだパタリロに逮捕寸前まで追い詰められている。ミハイルの能力を利用して狙った宝石を逆にミハイルに持ち逃げされるといった敗北も描かれ、以後登場していない。
ザカーリ
稀代の占い師。タロットカードを用いた占いを通じて未来を予見できる。そのため、騙されてパタリロの金儲けその他に利用されている。
当初の作品原案では彼が主人公の予定だったが編集者にボツにされたらしい(『よりぬきパタリロ』の作者コラムに記載あり)。
全身が過剰に発達した性感帯であり(髪までも)、性的な刺激に対して非常に敏感であることが弱点。
のちにパタリロを介して知り合った(弱点を馬鹿にしなかった)バンコランに恋愛感情を抱き、マライヒとも険悪な関係になる。
作者の弁によれば、未来を予想できるキャラクターは動かしにくいそうで、初期の作品には頻繁に登場するも、作中での大失恋を契機に姿を消した。その後、2006年になってゲストキャラクターとして再登場している(このとき、魔術に関してタマネギ44号と同門であることを暗示する記述が見られた)。
ちなみに、基となったキャラクターは1980年に発行された別冊花とゆめ秋の号に掲載された、作者の短編作品『タロット』(『パタリロ』単行本9巻に収録)に登場する同名の主人公であるが、容姿や性格設定は異なっている。
声は戸田恵子
スカンキー
ロボット工学者。パタリロを敵視しており、少女ロボット「スクン1」を作製しプラズマXのテクノロジーを盗みとろうとした。パタリロに対抗するための資金源はロボットを使った銀行強盗であり、その件で逮捕された。
アニメ版では、「ラストスクン」なるロボットでプラズマに挑戦してきたが、結果的にラストスクンからアフロ18に金属黴が移り、パタリロと共にアフロを救う為に奮戦する様子が描かれている(原作では黴「マルスx」の強力な破壊力に打つ手なしと協力を辞退している。)。
声は鈴木清信
キーン・バンコラン
バンコランの叔父であり、同じく眼力を持つ男。その威力はバンコランのそれを上回り、他人を己の意のままに操ることさえ可能とする。</br>バンコランの父を殺害して財産を横領、その事実を知ったバンコラン家の執事とバンコラン幼少時の愛犬フンギルバットまでも殺害し、甥の人格形成に重大な影響を及ぼした。横領した財産を元手に独自のダイヤモンド販売網を組織し、マリネラと敵対する。J・B・バンコランとの命懸けの決戦の末、完敗を喫して以降の行方は杳として知れない。

マリネラ王家血縁者[編集]

詳しくは、マリネラ王国を参照。

プラズマファミリー[編集]

プラズマX
パタリロが製作した鉱山採掘用ロボット。『スターダスト』で初登場。月面のダイヤモンドを採掘するために造られた。
高速で飛行し、宇宙・海底を問わず活動可能で30万馬力のパワーを誇り、目からレーザーを出し、腕からプラズマビーム(一種の荷電粒子砲)も発射できる。等身大だが十数メートル級のスーパーロボット並みの性能を秘めているらしい。エネルギー源はウラン(もしくはプルトニウム)の核分裂による原子力だが、食事と称して外部からエネルギーを摂取している描写も見られる。喋れないが周りの人間との意思疎通はスムーズ(アニメ版では普通に話せる)。ランダムの加速装置より複雑な加速装置も持っており、その加速能力はランダム以上。
性格は至って温厚、というより乙女的でお菓子作りや刺繍が得意、いつか来る恋人を待ちわびていた。一悶着の末、パタリロが女性ロボット、アフロ18を製作し夫婦となる。
長い事出番がなかったが、数万年後の未来のマリネラでパタリロの子孫により覚醒、復活。地球の危機を救った。
声は堀秀行。余談だが、放映初期に出たサントラCDのドラマパートでは電子音風に加工された音声が使われていた。
アフロ18
パタリロが製作した女性ロボット。プラズマと同じくエネルギー源はプルトニウム核分裂による原子力。気位が高く嫉妬ぶかく怒りっぽいが、実際は優しい。最初はプラズマXを袖にしていたが後に夫婦となる。
ピョートル大帝がパタリロにダイヤモンド販売網を潰された報復として、金属黴マルスXを付着され全身を侵され、修復不能になりデータの移植をする間もなく死亡した(基本的にレギュラーキャラは死亡しない本作において唯一死亡したキャラ)。ただその一部(アフロの優しさ)だけは後妻ロボットに移植された。
声は増山江威子
プララ
プラズマXとアフロ18の娘として造られた少女ロボット。子供ながら2000馬力のパワーを持つ。プラズマXの技術を狙う科学者スカンキーが製作した少女ロボット、スクン1の残骸の知能回路を一部流用した。
少々わがままで扱いにくい点もあり、パタリロも手を焼く。
額にPの文字があり、そこからビームを発射する(母アフロも腕からビームを発射でき、「対ファントム戦」でプラズマファミリー全員でビーム攻撃を行った)。
アフロの死以降、不幸に見舞われストーリーの核のキャラクターとなっていた。記憶を失いαランダムに恋をしたこともある。
声は野村道子
αランダム
友達がいないことに悩むプララのために、パタリロがプララの兄として開発したロボット。プラズマの加速装置をより単純化した簡易加速装置を持ち、力は5000馬力。
しかし、策略により知能回路はスカンキーが作成されたものにすり替えられた。その結果、プララとは実の兄妹ロボットとなっている。
記憶喪失のプララのランダムへの想いを逸らすためにバンコランの眼力の虜にされ、その際のトラブルで体内の加速装置KGBに狙われた。
声は堀絢子

猫軍団[編集]

間者猫(かんじゃねこ)
パタリロの友人の猫。フリーランスの工作員。通称「必殺間者猫」。
情報網に関してはMI6やCIAを出し抜くほどで、2足歩行での登場では初(登場自体は「猫間天狗」が先である)となる「スターダスト」で、MI6の力をもってしても出来なかったアンドレセン達の実態を突き止めている。以来、様々な事件で登場しては、パタリロ達を助けてきた。仕事の報酬は主に鰹節で支払われている。
射撃に関しては猫の手のためか下手(ただし狙撃は超A級スナイパーのGと並び称されるほどの腕前だという)だが、爆薬の取り扱いに関しては一流といわれている。バンコラン、マライヒをも手玉に取ったデュモンを破ったこともある。
しかし、冷戦の崩壊と共に工作員の仕事がなくなってしまい、酒と女に溺れて身を持ち崩し、ポン引きで生計を立てていた。パタリロの手助けで何度か復帰を試みてきたが、その度に失敗を繰り返す。
スイスでの世界異種格闘技王座決定戦の後(準優勝)、現在はマリネラのダイヤモンド鉱山で鉱山労働者を相手に整体師として勤務する傍ら(元々ヘタクソで武道整体と呼ばれるものだったが、皮肉にも酒による影響でまともな整体技術に)、ロンドンで格闘技の道場を開いている(酒癖も過去の経験から酒と聞いただけで気分が悪くなる程に完治している)。また、フリーランスの工作員としての活動も続けている。
スーダン出身。
通称としてジェームス・主水を名乗ることも(もちろん『007』のジェームス・ボンドと『必殺仕事人』の中村主水の合成)。
声は大竹宏(劇場版)。
スーパーキャット
パタリロの親友の猫。間者猫の弟。
実はスーパーキャットは子猫の頃、地球の両親猫に拾われた宇宙猫なのだが、兄である間者猫との関係については不明である
当初は背景で飛び回っているだけだったが、とある事件で無敵のスーパーパワーを身に付けた。
スーパーパワーを身に付けてからは人助けの傍ら様々なCMに出演し、多額の出演料を獲得している。
また、人間の少女に恋をした時はパタリロの手で人間になった事がある。スープラと名乗り、少女と良い雰囲気になったが、崖から転落した少女の飼い猫を救うため、パタリロから二度と人間にする事はできないと警告されていたにも関わらず、猫の姿に戻ってしまった。間者猫、スーパーキャットともにふきだしではなく書き文字で話すが、一般人ともまったく普通に話は通じる。
声は中野聖子
バンザイぬいぐるみ
初期の作品や『ラシャーヌ!』によく登場した動くぬいぐるみ。パタリロやラシャーヌが他人をおちょくる際に登場する。間者猫とは従兄弟の関係。
間者猫・スーパーキャットとで一般的に猫軍団と呼ばれている。
顔の耳の部分が有名な鼠のキャラクターに酷似しているが、顔立ちはパタリロに良く似ている。また胸に日の丸を着けたタンクスーツを着ている。
カリブの赤い星
最近(コミックス76~77巻)の作品に登場する間者猫のスパイ仲間。
マカオの虎
最近(コミックス76~77巻)の作品に登場する間者猫のスパイ仲間。
九龍の毒蛇
最近(コミックス76~77巻)の作品に登場する間者猫のスパイ仲間。
アラビアの疾風
最近(コミックス76~77巻)の作品に登場する間者猫のスパイ仲間。
シャムの紅玉
最近(コミックス76~77巻)の作品に登場する間者猫のスパイ仲間。

魔族[編集]

魔族のキャラクターは作者の別の作品(アスタロト・サーガ)からの流用で、キャラクター間の関係もその作品から引き継いでいる。

アスタロト
ベールルキフェルベールゼブブと並ぶ魔界の四大実力者として君臨。
人間界ではパタリロ6世を下僕にしていたが、血脈を探している最中に起きたアクシデントから6世の魂が昇天してしまったため、6世との契約を持ち出して強引に8世を下僕にした(最終的には金で釣った)。他に猫娘を下僕にしている。
アスタロトとベールゼブブは対立しており、パタリロは両者の抗争に巻き込まれてしまうことがあった。
性格は情に厚い所があるが、基本的に悪魔なのでベールゼブブと同じくらい非情である。だがその邪悪面と反比例するかのごとく姿形は美麗を極め、見方によっては性別を凌駕するレベルの端正なヴィジュアルを醸し出している。
魔夜峰央(作者)のフェイバリット・キャラクターでもある。パタリロ本編におけるゲスト出演や他の短期連載を経て、近年もアスタロトのサーガは継続している。
因みに彼は二代目で先代公爵はベールゼブブの前任プラトーンも認める文武両道の大悪魔であったが、自らの意思で別次元へと転移、現在の二代目アスタロトが公爵位と四大実力者を継承した。
ベールゼブブ
ベールルキフェルアスタロトと並ぶ魔界の四大実力者として君臨。
人間界に工作班を配置している。なお、四大実力者に上り詰めたのは古代妖魔の秘法を身につけて、主人であったプラトーンを倒した事による。そのため、アスタロトからは「成り上がりの外道」と呼ばれている(逆にベールゼブブはアスタロトを「能なしの二代目」と評している)。
また、未来においてベールゼブブ自身に大ダメージを与えることになるパタリロの子孫を排除すべく、パタリロを暗殺しようとしたが、予期せぬフィガロ(ミカエル)の存在により退却を余儀なくされた。
性格は残忍なサディストで美少年妖魔を家具にしている。趣味は鬼ごっこ。
ルキフェル
ベールベールゼブブアスタロトと並ぶ魔界の四大実力者として君臨。
サタンに次ぐ実力の持ち主で、魔界の裁判官を務める。アスタロトとベールゼブブの対立には中立を保つ…と言うより高見の見物を決め込んでいる。時折、アスタロトやベールゼブブから訴状が出される事があるが、余程の事でもない限りは無視している。
サタンが天帝に反逆した時から付き従っている最古参の悪魔で、年寄り扱いされる事を嫌う。

外伝登場人物[編集]

サルガタナス
『パタリロ源氏物語!』に登場。
キャラクターは作者の別の作品(アスタロト・サーガ)からの流用。
強化剤と自称する煙草に似た紙巻を好んで口にする。
サタンの命により、人間界の歴史調査のため「影」を人間界に送りこんでいる。
その「影」は猿形那須与一兵衛(さるがたなすのよいちべえ)と名乗り、光源氏に剣術を指南する。
『パタリロ!』本編にも一度だけ登場した。
おクマ
『家政夫パタリロ!』『奥様はパタリロ!』『ビストロ温泉パタリロ!』に登場。
アラファト家政婦派出協会に所属する波多利郎の同僚。
乙女チックな性格のニューハーフ。本名はクマナーニャ
内戦が続くスリバキヤの出身。
情に厚いが守銭奴の傾向があり、怒り心頭に達すると、アーカンソー・ツースピック・ナイフで相手の局部を切り取ろうとまでする。
外人部隊あがりで格闘技とサバイバル術に長けている。現在もCIAの仕事を請け負いつつアラファトに勤務している。
タマナーニャという「妹」がおり、彼女はI・XL(アイ・エクセル(イギリスのナイフメーカーの商標))という名前でフリーの情報員をやっている。
山坂転太(やまさかころんだ)
『ビストロ温泉パタリロ!』に登場。
アラファト家政婦協会怪奇班第一調査室主席調査官。おパタとおクマが始めた新商売「ビストロ温泉」の店に何故か続出する怪奇事件を調査すべく店にやってくる。
かなりしたたかな性格であり、怪奇現象の分析はするものの解決はしない。
沙悟浄
『パタリロ西遊記!』に登場。
三蔵法師一行のひとりで、天上軍捲簾大将がその正体。天上での不忠な行動を恥じ、自ら地上の河で謹慎していたところを三蔵にめぐり会い、弟子となった。
きわめて有能な軍師かつ闘将。三蔵の身をつねに案ずる忠実な弟子でもあるが、いささか朴念仁で冗談が判らない性格であり、兄弟子の悟空(パタリロ)におちょくられることも日常茶飯事。
女性関係には疎く、若い頃天上界の令嬢と交わした淡い恋を最後に、以後独身を貫く。
『パタリロ!』本編にもサ=ゴジョー子爵名義で登場している。
声は小山力也
猪八戒
『パタリロ西遊記!』に登場。
三蔵法師一行のひとりで、前世は天上水軍天蓬元帥。天帝の前で失態を冒し、その罪で地上に転生させられるが誤って豚の子として誕生、荒みきった生活を送るも、盤古羅漢の説得で三蔵の弟子となり贖罪することを決意する。
若くして元帥の座に登りつめた実力派武将だが、女性関係ではプレイボーイであり、ほとんど色情狂に近い。豚から本来の美形に戻ってからも、女とみれば我が身をも忘れて夢中になり、トラブルを招くこともしばしば。
兄弟子の悟空とは低い次元で気が合い、掛け合い漫才を演ずることもたびたびどころではない。
『パタリロ!』本編にも客家(ハッカ)=イー名義で登場している。
声は松本吉朗

特殊キャラクター[編集]

魔夜峰央
本作』の作者だが、何度も劇中に登場している。基本的にはストーリーと関係のない場面で出てくるが、まれに重要な役割を担うこともある。パタリロに刺されたり撃たれたり命の蝋燭を横取りされたりと、何度も殺されたことがあり散々な扱いを受けている。
キャラクター設定も様々で、そのまま本人役で出ることもあれば、一般市民・売れない漫画家・ストーリーテラー・妖怪として登場したこともある。時系列に従えばパタリロ誕生時に王宮で息子を相方にニカラグア漫才を披露したのが最初だが、パタリロに召還され32世紀に出現したりもしている。マリネラ住人唯一の納税者。
また『ラシャーヌ!』作中にもパタリロと一緒に登場し、小学館『魔夜峰央のダリ的魔法術』巻末の『ミーちゃんの『ダリ的魔法術』講座』ではパタリロにダリの解説を手伝わせているなど、白泉社以外で出している作品にも一緒に登場している。
自分のことは「ミーちゃん」と呼んでいる。オールバックサングラスという風貌で、タマネギたちと同じ菱形の口をしている。
一時期はパーマもかけていた(タモリに間違えられたためだが、パーマをかけたら所ジョージに間違えられた)。
当初は年齢を28歳(自称)としていたが何時の頃からか年齢のことを語らなくなってしまった。
アニメにも登場し、劇場版では本人が声まで演じていたが、ストーリー構成上原作者が「話の悪役」だと流石に都合が悪いのか、妖怪魔夜峰央の代役としてパタババなるパタリロに似た老婆(の妖怪)が2度登場している。
ラシャーヌ
インドに住む破壊的美少年。パタリロをおちょくり返すほどの強烈な性格の持ち主。
視覚神経の伝達速度を意識的に調節し、バンコランの眼力による効果の発現を停滞させるという離れ技を披露して見せた。殺人事件の捜査協力中にバンコランに横恋慕する。また、パタリロに所有地の買収工作(女装した女顔のタマネギに惚れさせられる)を仕掛けられたり、インド大使館付きのタマネギと親しくなり振られやすい性質を伝染させたり、パタリロと呪い式神を飛ばしあうといった心霊的戦闘を行ったりした。
魔夜の漫画作品『ラシャーヌ!』からの流用キャラクター。
声は竹田えり(1シーンのみ登場)。