にっかつロマンポルノ

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にっかつロマンポルノ(にっかつろまんぽるの)は、1970年代にブームとなった日本のポルノ映画のこと。擬似セックスであったため、女優も男優も演技をしており、厳密にはポルノ映画ではなくピンク映画である。

1971年、映画大手5社の一つだった日活が、経営不振によりポルノ路線に大転換をした。にっかつロマンポルノの誕生である。

このとき警視庁は日活が本番セックスではなく擬似セックスをしているにもかかわらず、日活を目の敵とし、日活の従業員を逮捕して裁判を起こした。にっかつロマンポルノ裁判である。

しかし、にっかつロマンポルノは大ブームとなり、70年代に一世を風靡した。1980年、日活はにっかつロマンポルノ裁判にも全面的に勝利した。

ところが、1981年アダルトビデオが登場。アダルトビデオは本番のハメ撮りであったにもかかわらず警察がこれを放置したこともあって、アダルトビデオブームが発生した。アダルトビデオの売上アップに反比例して、にっかつロマンポルノの売上は急速に落ち込んでいった。

1985年、日活は本番のハメ撮りを導入してアダルトビデオに対抗したが、その3年後、ついに日活は倒産した。